非正規社員を競争力に変える法

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4月も中旬。
新入社員や異動といった人事全般に関することも一段落ついた頃でしょうか。
今回は少しそのことと関連のある書籍のデザインをご案内させていただきます。

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単行本
出版社: ダイヤモンド社さま
ISBN-13: 978-4478012659
発売日: 2010/4/9
 
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『非正規社員を競争力に変える法
—エンプロイアビリティに気づいた組織だけが生き残る—』

神保 紀秀 (著)

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エンプロイアビリティ(employability)って何?
最初、この書籍のご依頼を頂いたときの第一印象だった。

Employ(雇用する)とAbility(能力)を組み合わせた言葉で、“雇用され得る能力”のことだそう。
転職できるための能力だったり、継続的に雇用されるための能力だったり・・・。
つまり、自分の勤務する「会社」や「組織」という枠を越えて、『労働市場』におけるビジネスパーソンとしての資質とも言える。

著者は「労働者が備えるべき『良き働き手としての資質』」とし、知識面や技能面だけでないパーソナルな側面だとも解説する。
具体的に、以下のように述べているが、皆さんの周りにもいらっしゃるだろう。
・当たり前のことを当たり前にやる
・些細なことでやる気を失わない
・対人関係の処理能力がすぐれている
・依頼しやすい
・周りとうまくやっていける
・作業と作業の前後の「つながり」を意識できる

先日あるテレビ番組で、こんな時代なのに右肩上がりの外食チェーン店について特集していた。
新人研修に初めてカメラが潜入したということで、私もついつい見入ってしまった。

腹から声を出して、社訓を読み上げる。
消灯時間も厳格で、早朝から遅くまで体力勝負。
泣くものも続々出てくる。

しかし、「この研修こそ、会社を大きくさせている」と研修担当は説明していた。
この体育会系のやり方に好き嫌いはあるだろう。
しかしながら新社会人たちは「自分もやればできることがわかった」「これからつらいことがあっても簡単にあきらめない」と興奮気味だ。

かつては、組織への『帰属意識』や『仲間意識』といったものが構築されればその組織は安泰だった。
新人研修でもそこに比重を置いていたかもしれない。
しかし今、正社員にのみその意識が植え付けられても、組織は成長できないというのが著者の見解だ。

時給換算で働くということへの恐ろしさ。
淡々と自分に与えられた作業だけをこなす人々。
それは自分が関わっているものへの愛着や価値、一緒にやっている仲間との共通の目標などもてなくなってしまう。
結果、組織全体に「もっとこんなこともしてみよう!」とか「成長しよう!」といった前向きな欲がなくなり、成長できなくなってしまうのではないかと、著者は警鐘を鳴らす。

全国56拠点を構える人材派遣会社を経営する著者だからこそ、自身が構築してきた独自の実践的な育成法も紹介されており、人事関係者や経営者などには大いに参考になる著書である。

さて、今回は装幀周りのデザインを担当させていただいた。

カバーは『組織の根付き』を意識した。
しっかりと根付いて土台が安定してこそ、組織も生き残れるためである。
赤をベースにエネルギーが満ちあふれている様子を表現した。

帯が特徴の一つである。
一般的な紙ではなく、あえて透ける感のトレーシングペーパーを使うことで、しっかりと張り巡らされた根を逆に浮き彫りにした。
また、タイトルより帯コピーを強調することで、より印象的なデザインに仕上げた。

ご担当いただきました編集の方は、デザインする上で大変分かりやすく企画内容をお伝え下さいまして、本当に様々な場面で助けていただきました。
私どもの要望にも熱心に耳を傾けて下さいまして、心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

ちなみに、先日ヨドバシAKIBA内の有隣堂で、ビジネス書のご担当の方のご厚意で写真撮影させていただきました。
ありがとうございました。
ブログにアップしてありますので、併せてご覧頂けましたら幸いです。

<関連掲載先リンク>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ダイヤモンド社 HP

Amazonより

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新年度もスタート!
気温の変化も激しいですので、どうぞご自愛下さいね。
引き続き、皆様お付き合いくださいませ。




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by muse-9 | 2010-04-15 11:50 | ■Works
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